私がオープンリンクの設立に至った経緯は、自身の実体験に遡ります。

2011年6月、アメリカから帰国した私は以前から関心のあった不動産投資を始めることにしました。

まず、書店に行き指南書を大量に購入、企業の大小を問わずさまざまな不動産投資セミナーにも参加し、アメリカの有料オンラインプログラムも受講しました。

さまざまな角度と視点による学習で一定の知識を得た私は、物件の購入のためいくつかの不動産会社を訪れたのですが、該当物件の良い点やメリットを話す担当者に悪い点やリスクを聞くと、途端に担当者の口数が少なくなる傾向にありました。また、明らかな物件の囲い込み行為（売主買主双方の機会損失を生む業界独自の悪習慣で、自社の利益のためだけに他社に対し事実を告げず、物件情報を公開しないこと）も自身で体験することとなり、情報の透明性という観点で私の不動産業者に対する不信感は少しずつ蓄積されていきました。

最終的に、誠心誠意対応してくれる良い担当者と出会えたことは本当に幸運であったと思いますが、自身のこのような体験を通じて「顧客の利益を当然に重視する、オープンで公正な不動産会社を作らなければ」という気持ちが強く心に芽生えました。

その後、私は宅地建物取引士免許を取得。業界内でも最高レベルで不動産取引の透明化を実現することで有名な、ソニー不動産株式会社（現SREホールディングス株式会社）にて実務経験を積み、2017年6月、オープンリンクの経営母体となるポテンシャルプロジェクト株式会社を創業しました。

弊社ではご依頼案件ごとに社内で分析精査、知識とテクノロジーを駆使しお客様の利益を最大化できる売買活動を導き出します。
私が責任者として各案件を管理監督することにより企業理念の遵守性を担保、同時に各エージェントレベルでも常にお客様の満足度を高められるよう社内教育に努めています。

また、私個人として2019年4月より宅地建物取引業協会の評議員を務めさせていただいており、協会役員の先輩方と共に日々業界構造の改変と適正化に努めております。